６分遅れ

電車で座っていたら、途中の駅で乗ってきて自分の前に立った人が、ウォークマンをぶら下げてました。

当然メモリー型の製品なのですが、私なんざ持ち歩き型のヘッドホンステレオ(って今でも言うのか？)なんてのはカセットテープ型のウォークマンで時間が止まってるような完全なアナログ型人間ですから(^_^;)、iPodにしても現在のウォークマンにしても、どうやってあんな小さい装置に音楽データを落とし込むのか全然見当も付かないのですが、今や外を出歩けば携帯電話同様、持ち歩いている人を見ない日はないくらい普及してますね。

想像するに、パソコンを使って音楽データベースのWebサーバから、有償で音楽データを落とし込んできて、iPodなりウォークマンなりに転送するみたいですが、と言うことは殆どの家庭でパソコンとASDLなり光とかの高速回線使ったインターネットへのアクセス環境が普及してる、って事なんでしょうねぇ。
Webサイトを回っていると、今時INS64のTAや、ましてや片道56Kbpsアナログモデムなんて使ってたら、とてもダウンロードなんてする気にならない位の巨大データばっかり並んでますし。
昔はINS64なんて「超高速回線！！」とか大々的に謳われていた時代が懐かしい・・・。

とまぁ、余談はさておき、メモリー型ウォークマンには液晶画面が付いていて、その画面に曲名なり歌手なり音楽ジャンルなり、要は再生している曲の情報が表示されるようになっているみたいですな。
随分と便利になったものです。
まぁ、それだけ最近のオーディオ機器情報に疎い訳ですが(苦笑)。

で、丁度私の目の前に、立っている人がぶら下げているウォークマンの液晶画面が見える形になって、再生中の曲情報が表示されてました。

例えばこんな曲。

今江君とか、西武の中島君とか、ホークスの中西君が出囃子で使ってましたな。

あとこんな曲も。

まぁ、何の曲だか見てしまう私も趣味悪いですが(^_^;)、何しろ目の前に画面があるんだから、どうあっても目に付いてしまって仕方ないじゃぁないですか。←完全なる言い訳

とは言っても液晶表示は電池を食いますから、操作しないで暫くすると省エネモードになって画面が消え、20〜30秒に1回、現在時刻が数秒表示されてまた画面が消える、の繰り返しになるようです。

それで、液晶画面に表示される時刻を見てみると、何だか現在時刻が違うような気がする。

気になって仕方なくなって、私の時計と比べてみると、６分遅れてるよ・・・。(^_^;)

私の時計は、試合開始時刻と終了時刻を正確に記録しないといけないので(笑)、電波時計を愛用しておりまして、現在時刻はほぼ正確です。

電子機器についている時計はほぼ間違いなく水晶時計でしょうから、誤差は１日で１秒位ですかね。
と言うことは、１日１秒の誤差で遅れたとした場合、６分→３６０秒→ほぼ１年ウォークマンの時計を合わせてない、と言うか、それだけ遅れても気にしてないのだから、持ち主さんはウォークマンで表示される時刻を全くと言っていいほど見ていない、と言うことなんでしょうな、きっと。

持ち主さんに全く見てもらえない中で、６分遅れた時刻を延々と表示し続けるウォークマンの健気さに、やりきれない思いでついつい涙が・・・出ることはありませんでしたが(^_^;)、「時間合わせてあげましょうよ。」と言いたくなる衝動を抑えながら、電車を降りた私なのでありました(笑)。