近未来を予想してみる

暫く更新していないのも何なので。


消費税増税法案が衆議院で可決されたそうで。


この不景気の中、以前(平成9年)消費税を3%→5%に上げたら、逆に税収が落ち込んで、
今でもそのときの税収を上回れていないのは厳然たる事実なのに、更に増税したらどうなるか?
消費は更に落ち込んで、税収はもっと下がるに決まってるでしょうが。
こんな簡単な事も判らないとは、あきれ果てます。


早速民主党内で造反者が50人以上出たそうですが、これがどう出ますかな。


ただ、この国会で法案は成立しないでしょうな。多分。


何故かと言うと、ちょっとこの先を予想してみますと、


 野田総理は「厳正に対処する」なんて言ってますが、造反者を切り捨てると、民主党
 衆議院過半数割れするので、除名や党籍停止ができない。
  ↓
 小沢氏本人及びその子分たちも、今年9月で任期が切れる党代表選を睨み、離党して
 新党結成するより与党に残って実験を握った方が得策と考え、少し待ったほうがいいと
 考える。
  ↓
 賛成に回った自民党公明党が、「折角賛成してやったんだから、造反者には厳しく
 対応せよ!」と騒ぎ立てる。
  ↓
 民主党が分裂しないのに業を煮やした自民党公明党が、内閣不信任決議案を出す。
  ↓
 成立すれば衆議院解散で廃案。
 成立しなくても、「民主党は造反者に厳しく対応していない」だの、「国民に信を問う
 姿勢がない」だの、難癖つける理由はいくらでもあるし、ねじれ国会なので参議院
 問責決議案でも出して(当然可決される)審議拒否、もしくは上記のように難癖付け
 まくって審議を先延ばしにして、会期終了で閉会してしまえば廃案。


こんな感じですかね。


自民党公明党も解散だ解散だとうるさいですが、衆議院選挙の1票の格差が違憲状態に
あると裁判で判決が出ているのに、選挙区見直しなり定数是正をやるつもりがあるんです
かねぇ?
騒ぐ前に違憲状態の解決に向けて努力するほうが先でしょうが、全く・・・。