HPはヒューレッド・パッカード社

JR東日本のWebサイトがクラッキングされたようです。


大企業で、なおかつクレジット決済もやっているようなサイトですから、セキュリティ対策も取られていると思っていたんですが、意外とセキュリティホールがあったんですねぇ。


とまぁ、言いたいのは不正アクセスの話ではなくて、会社なり個人なりがWebサーバを立てるなり、プロバイダから領域を借りたりして、作られたWebページ一式を、「ホームページ」というのもいい加減にして貰いたいですねぇ。


「ホームページ」というのは、自分がWebブラウザを起動して最初に表示されるページを指すことはあっても、個人なり組織なりが作ったページに使うのは、インターネットの歴史を調べたら明白な間違いだと言うことが判るのですが、マスコミがまるで理解してなくて、何処のマスコミも「ホームページ」。
挙げ句の果てには「HP」なんて略しちゃってますし。
ヒューレッド・パッカード社のページは、「HPのHP」とでも言うんでしょうかね?(苦笑)


正確に言うなら、個人なり組織なりがブラウザで参照できるページ一式は「Webサイト」と呼ぶべきであって、そのうち一部分を指すのなら「Webページ」であり、使っている画像、動画、文章などの素材は、「Webコンテンツ」と呼ぶのですよ。


この誤用はインターネットが世間に普及した10年程前から始まってますが、インターネットに十分な知識を持っていない人に「Webサイト」を「『ホームページ』と言うのが正しい名称であり、略称は『HP』である」と完全にすり込んでしまい、日本中でこの誤用が「正しい用語」として定着してしまいました。


本当に、「嘘も百回言えば本当になる」の典型例です。
世論をミスリードした責任は重いですよ。


とは言っても、またこの先も「ホームページ」だの「HP」だの言い続けるんだろうなぁ・・・。
書いていて、空しくなってきました(苦笑)。