悪役になり損なった、豪腕

かつてロッテ球団と球界を散々騒がせて強引にメジャーリーグへ移籍し、ちょっと活躍したと思ったらあっという間に落っこちてしまい、阪神に拾われて少し活躍したものの、また落っこちて事実上引退に追い込まれ、暫く存在を忘れていたら、バーで酒飲んで、勘定払うのに自分のクレジットカードが使えないとブチ切れ、警察のお世話になり、また渡米してマイナーの選手として現役復帰し、その後帰国して四国独立リーグに参加したと思ったら、故障してあっけなく離脱した伊良部君が、遂に引退する決意を固めたようです。


それにしても前置きが長いですな。(^_^;;)


一時期、特にヤンキースへ移籍した時は所謂「ヒール」として存在感を示した時期もありましたが、悪役に徹するならそれに値する実力を身につけないと、結局見限られて、ファンからそっぽを向かれてしまうんですよね・・・。


ヒールとして活躍する選手が最も多いのはプロレスだと思いますが、ヒール役の選手は皆強いですからね。
強いからこそ、ヒールとしての存在価値が上がる訳で、それ故ファンは付いてくるものですよ。


ヤンキースで松井君程とは行かないまでも、そこそこの実績を残せば、もう少し違った野球人生を送れたかもしれないし、彼のファンはもっと多かったかもしれない、と思うと、やはり残念なことです。


まぁ、それでも実質30代後半まで現役選手として活躍でき、日米通算104勝を挙げたんですから、それなりには成功した投手ではありますが。


彼の引退後の活躍に期待したいと思います。