社会派BLOGとは言えませんが

此処のモットーは「緩くて適当」な内容を日々綴っていく事なので、偉そうに社会派なんぞを名乗れる資格はまるっきり無いんですが、Webの記事を見て一言。


国交省高速道路の拡幅工事を、衆議院選挙2日前に駆け込み決定していたのが明るみになったそうです。


民主党政権になると、道路工事が認可されなくなるだろうから、今の内に決裁通してしまおう、って事なんですかね。
それにしても、この記事を読むと、景気対策として工事費は国費投入による補助金が大部分になってますが、公共工事で潤うのは建設工事の従事業者だけで、国民全体への景気効果は無いに等しい、ってのは、バブル崩壊後20年近く経っても景気が回復していない事から明白だ、って言うのが判らないんですかね?


しかも建設費の補助金を出しても、返ってくるのは従事業者からの所得税法人税位なもので、税収の向上にも繋がりません。


景気対策をするなら、建設業者とかの狭い範囲ではなく、出来るだけ全国民が享受できるような収入の向上=需要の拡大が必要です。
個人的には、10兆円〜20兆円くらいの大幅減税をして国民の需要を拡大させ、労働機会を創出させる事で、景気の回復、税収の増大に繋がると考えています。
その財源は一時的ですが国債に頼るしかないでしょう。
タダでさえ数百兆円規模の国債があるのですから、数十兆円くらい増えてもそんなに変わらないですよ。


話を高速道路の拡幅に戻すと、対象には館山道の木更津から先が含まれてるので敢えて書きますが、混雑が激しいのは館山道より、京葉道路の松ヶ丘〜船橋料金所までの区間なのですから、この部分の渋滞対策に予算を充てる方が先じゃないんでしょうかね?
記事を見る限り、どうも費用の使い方、優先度に偏りがあるような気がして、本当に「予算の優先度」を考慮しているのか?と疑問を投げかけざるを得ない問題だとも思います。