審判技術向上のためには

前日、ビデオ判定の事を書いたら、絶好のタイミングで微妙な本塁打が出ちゃいましたねぇ・・・。


審判員の技術向上と言う事で、パ・リーグでは平成8年(1996年)から審判6人制を4人制に変更しましたが、審判員の人件費削減以外に何か効果があったんでしょうかね?
スコアボードに線審の名前を表示しなくなった事で、電光掲示板の電気代が少し減った位じゃないでしょうか(笑)。


リーグ本部、と言うか審判を管轄する野球機構の運営は、各球団からの拠出金で賄われており、1球団年間7,000万円なので、両リーグの年間運営費は4億2千万円、と言う事になります。
この4億2千万で、リーグ職員や審判員、記録員の人件費だけでなく、リーグ運営の全てをこの額内で収めなければならないのですから、相当な緊縮財政を強いられている事は想像に難くありません。


オールスターや日本シリーズの収益も野球機構の収入ですが、来場者数や放映権料など、変動要素があるので、固定収入とするには少々不安。


これじゃぁ、日銭のやりくりで精一杯で、とても人材育成への投資なんて出来ないでしょうねぇ・・・。


ビデオ判定云々より、私は6人制に戻すべきだと思うんですがねぇ。
人数を増やして審判員の負担を下げながら、技術向上の鍛錬を進めていくべきですよ、本当。