知らなかった故の悲劇

先日発生したイタリアの地震ですが、揺れの強かった地域では建物の倒壊が非常に多い状態で、救出や復旧活動はなかなか進んでいないようです。
同国政府も、各国からの救援申し出を断っているそうですが、意地を張っていないで、少しでも救援活動経験のある人達に手伝って貰っても良いんじゃないかと思うんですがねぇ・・・・。


個人的なイメージとして、ヨーロッパって地震のない大陸だと思っていたのですが、地震は起きるものなんですね。
地震国日本では、耐震性の条件が定められていて、その条件を満たした建物や構造物だけが、建設を認められる仕組みがありますが、地震の滅多に起きない所だと、そう言う基準も確立していないようですから、建物に耐震性を持たせる設計をしていない、と言うか耐震性確保に関して、「耐震性を確保する」と言う意識が向いてなかったんでしょうね、きっと。


そう言う意味では、地域の設計者や施工者、居住者全てが「『耐震性』を知らなかった事による悲劇」、と言わざるを得ません。


犠牲となった方々の御冥福をお祈りすると共に、イタリア政府を挙げて迅速なる復旧と再発防止に努めて欲しいものです。