迎撃体制

何処ぞやの国が、ロケットだかミサイルだか発射するというので、日本で迎撃態勢を敷いたようですが、結局の所日本ではミサイルかロケットか、そして何処まで飛んでいったのかよく判っていないようです。


今までミサイル防衛網の整備に兆円単位の相当な費用をかけていて、追尾精度はこの程度。
はっきり言って、こんなレベルでの追尾しかできないんじゃ、実際に日本国内に落ちることになったとして、音速の何倍もの速度で飛んでくるものを相手に、迎撃ミサイルなるもので、まともに迎撃できるとは思えませんがねぇ・・・・。


そして迎撃ミサイルの性能は、上昇限度15,000 m・対弾道弾射程20 kmだそうで、自衛隊が首都圏や東北に配備した所で、せいぜい20kmくらいの射程距離しかないのでは、日本国内何処に飛んでくるか判らないものを防御するには、殆ど意味を成さないんじゃないですかね?


今まで散々費用をかけてミサイル防衛網を整備してもこの程度ですから、日本国内全てを防御するには、どれだけの費用がかかるか考えてみれば、とても国家予算で賄えるレベルでない事は明白です。
しかもまともに追尾できる監視網があるわけではないのですから、配備しても迎撃できない可能性が非常に高いと言わざるを得ません。


まぁ、わざとレーダーの性能を知られないように、詳細情報を明らかにしていない、と言う芸当だったとするなら、防衛省も大したものですがね(笑)。


日本の安全保障は物凄く大事な話ですが、限られた予算の中で、最大限の効果を発揮する方法を、もっと考えていくべきじゃないかと思うんですよね。
少なくとも、迎撃ミサイルが、物凄く高く付く割に、得られる効果は非常に少ない、と言う事を、世間はもっと知るべきですよ、本当。