原点回帰

今日は都内で仕事してました。


移動中、東京駅のホームで電車を待っていたら、重要だけどあまり話題になる事もないものが目の前にあって、思わず撮影。

左側の写真左にあるものが、東京駅の「0kmポスト」で、右側の写真が拡大したものです。


この標識が、東京駅の「起点」=「0km」の場所になってまして、東京駅を経由する路線の「起点」です。
この場所を中心に、全国各地へ鉄道網が広がっているわけで、此処がJR線全ての路線の原点とも言って良い場所だと思います。
列車の上り、下りの区別は、路線の起点に向かう方が上り、終点に向かう方が下り、とされていますが、東京駅へ向かう列車は全て「上り」になるわけで、通勤列車から都市近郊列車、新幹線と、これだけの列車が「上ってくる」駅は東京駅がダントツで日本一です。


#だから日本一高い駅は東京駅だ、と言うダジャレもありましたなぁ。
#鉄道に詳しい方、武豊駅だってあるじゃないか、と言う突っ込みは無しでお願いします(笑)。


鉄道もこの原点から、世の中を便利にしようと鉄道を整備し、世界随一の鉄道網を築いた先人達の努力に感謝せずには居られません。
私自身、それに匹敵するだけの努力が出来てきたのか、お恥ずかしい限りです。


とまぁ、話がそれましたが、こういう「起点」、いわば「原点」と言うものを見ると、自分が何か始めた時の「原点」って一体何だったかなぁ、と思う事があります。


初めて学校へ通った時、仕事を始めた時、その時の自分はどういう理想の姿を夢見ていたのか、そして現在を振り返って、最初に思い描いた理想にどれだけ辿り着いているか、考えさせられます。
球場に通い始めた頃・・・・もその一つですかね。(^_^;;)


正直、私自身かつて思い描いていた理想を実現しているか、と聞かれれば、とてもじゃないですがそんな所まで行き着けていません。
最初は夢見ていた事が、現実の厳しさを思い知らされて行き詰まり、何だかんだ適当な理由を付けて、理想に辿り着けなかった事を正当化してみたり、妥協してみたり、そう言った姿の方が多いです、正直な所。


ただ、そう言った妥協に流されてしまう中で、「自分の目指していたものは、一体何だったのか?」ということを忘れてしまいがちになります。
誰にだって、自分の将来に夢と希望と目標を持って臨んでいた時代はあったはず。
実現には苦しい事も多いでしょうが、投げ出してしまっては、かつて希望を持っていた時の自分に申し訳が立たないでしょう?


苦しい時こそ、原点に立ち返って、あの時描いた理想の姿を思い出し、時間がかかっても、少しずつでも前に進む努力を続けたいと思います。