捕鯨が駄目、だと？

何処かの外国人連中が、我が国の捕鯨活動を妨害し、船をぶつけてきたり酪酸(酢酸などの有機酸化物(脂肪酸)の一種、激しい不快臭を伴う危険な薬品)を投げつけたりしている行為に対し、警視庁がこれらの連中に対して逮捕状を取ったそうです。

日本船籍の船に対して発生した問題は、日本国内法の管轄範囲ですから、船員の人命に関わるこういう危険行為に対して、主権国家として当然の行為なのですが、この件に関して外国人達がいちゃもんを付けているようです。

対象サイトはこちらのサイト。
「日本がシー・シェパードの捕鯨活動妨害行為を行う船員に逮捕状を取った事について」がテーマになっていて、外国人達が意見を述べる掲示板になっています。

掲示板に書かれた内容を訳した日本語のページはこちら。

まぁ、好き勝手な事を言ってますねぇ。
鯨を殺す事が、絶対悪だと信じて疑っていないようですね。
大部分が欧米や豪州辺りの連中でしょう、きっと。

日本は鯨のような絶滅危惧種を殺している、と言っているようですが、ミンククジラは、もっと絶滅が心配されているシロナガスクジラの餌(オキアミなど)を先に食べてしまうので、数を減らさないとシロナガスクジラが本当に絶滅してしまう(このクジラは日本でも捕獲禁止)、という科学的意見も出ているんですが、こういう考え方は聞く耳を持たず、完全に無視。

連中は日本人以上に牛や豚や鳥を殺して食用にしていますが、「これらは人間が管理して計画的に飼育しているから問題ない」のだそうです。
食用にして居るんだから、鯨だろうと何だろうと、動物の命を奪っている事は一緒じゃないか。

鯨は知性が高い生き物だから殺すな、と言うのもよく聞きますが、鳥はともかく、上述の牛や豚、それから猫や犬とか、飼い主が誰だか認識できる位の能力はあるわけだし、どうして鯨だけが駄目なのか、説明になってないです。

で、鯨を殺す事が駄目だというなら、米国や豪州は、鯨よりも遙かに知性が高い先住民達、インディアンやアボリジニの命を奪って来た事をどう説明するんですかね。

それから、太平洋戦争で都市部を空襲し、原爆を投下して多数の民間人を殺したり、最近ではイラクやアフガンの人間達を大量に殺したりと、何百年経っても「鯨よりも遙かに知性が高い」人を殺し続けているじゃないですか。
欧州だって、アフリカの黒人を虐殺したり奴隷にしたり、植民地として搾取し続けた行為に関し、責任ある行動を取っていません(だから各地で内戦や地域紛争が一向に収まらないんです)。

鯨を殺すなと言う前に、自分たちがやってきた殺人行為の方をどうにかするべきでしょうが。

勿論、無尽蔵に貴重な海洋資源である鯨を捕りすぎるのは問題ですから、きちんと捕獲数を制限しながら捕鯨活動を行う事は当然でしょう。
我が国は定められた枠内での捕鯨活動を粛々と続けていけば良いと思います。

それにしても、数少ない捕鯨活動の味方であったアイスランドが、国家財政破綻でとんでもない状況に陥ってしまったのは、今後の捕鯨割り当てを確保する上で、上手く連携できるか、難しくなっちゃいましたねぇ・・・。