タクシーで送り迎え

今日の夕刊を読んでいたら、タクシーで泥棒を送迎していた運転手が逮捕されたのだそうで・・・・。


いやはや、いくら不景気だとは言え、泥棒だと判っていてタクシーに乗せて目当ての場所に連れて行き、料金と泥棒の分け前まで貰っていたとは、呆れる他ありません。


最近タクシー強盗が相次いでますし、半ば命がけで仕事しなければならない運転手の皆さんは気の毒で仕方ない、と思ってましたが、こうやって自分たちの信頼や印象を落とすような輩もいるとは・・・。


確かに、客扱い中のタクシーを検問や職務質問で止めると、止まっている間もメーターが上がってクレームの元になるから、警官もあまり止めたがらないだろうし、その辺にタクシーが止まっていても、周りの人は客待ちか、近くで客を降ろした直後位にしか考えず、あまり怪しまれる事もないですからねぇ。


しかし、その辺を走っていたり、止めてあるタクシーまで、泥棒の一味じゃないか、って疑ってかからなければならないんですかねぇ。
「人を見たら泥棒と思え」という言葉がありますが、性悪説に則って、これを額面通り実践しなきゃいけない世の中になってしまったとは、一体何を信じたら良いんだか、嘆かわしい限り。
信頼関係というものを破壊する事ほど、人間が生きていく上でこれ以上の障壁はないですよ、本当。


で、考えてみれば、不景気でなければこういう事件も無かったはずで、早急なる景気回復が行われない限り、この手の犯罪はまた起こりうるわけですから、とにかく国の政策として早急に、景気回復へ向けた手を打って欲しいものです。
国会の中で蹴飛ばし合いやってるんじゃ、何も先に進みませんよ。