井口君の日本球界復帰

今日、井口君がロッテ入団決定したそうです。


古巣ホークスは、本多君が二塁手として成長しているから、と積極的には動かなかったようです。
本多君の成長は確かにあるけど、今のホークス野手陣に足りないのは長打力。
本多君は俊足好打だけど、長距離打者ではありませんし、怪我した時の控え選手も仲澤君や森本君では心許ない。
小久保君や松中君も全盛期は過ぎているし、松田君は伸び悩み。
あとの控え選手(内野手)達でコンスタントに長打を打てそうな選手が見あたらないだけに、獲って欲しかったですねぇ。


まぁ、ロッテ側も、二塁手の堀君も年齢的に厳しいし、根本君も(個人的にはレギュラー獲って欲しいんですが(笑))シーズン通して活躍できるかまだ未知数、塀内君では打力に難ありだし、田中雅君は元々捕手、青野君は病み上がり、オーティズ君は自由契約
井口君なら、二塁手だけでなく、元々は遊撃手の経験もあるので、西岡君が怪我した時に穴を埋められるかもしれないから、獲得に積極的になるのは判ります。


私自身、井口君の獲得そのものに、とやかく言うことは無いんですが、どうも井口君の起用法に制限をつける契約が、球団と交わされている節が感じられます。


監督は、試合になれば選手の用兵権を全て握れる立場でなければ、思うように采配を振るえなくなってしまいます。
球団はどうして監督の立場をないがしろにするような契約を交わそうとするのでしょうかね?
一刻も早くバレンタイン監督の影響力を排除したい、って事の表れですかね?


メジャーリーグでは、起用法にも制限をつける契約、と言うのがあるのは知ってますよ。
以前、マリナーズに移籍した大魔神佐々木君も、TVのインタビューで、契約書に「8回2アウトになるまでは交代登板しない」という記述があった事を明らかにしています。
でも、此処は日本なのであって、何でもかんでもメジャーのやり方が正しいと思いこむのは危険だし、ましてや盲従する必要はないと思うんですけどね。


球団の公式ページで、チーム、ファン、球団がひとつになった形で09年を迎えたいと言っていながら、この始末。
言ってる事とやってる事が全然違う、と言う事を何度繰り返せば気が済むのでしょうか?


美辞麗句で表面を取り繕う位だったら、最初から「バレンタイン監督の影響力を排除したいので、早々に自らお辞め頂きたいと思います」とでも言った方が、まだはっきりしていて良いんじゃないか、と思えてなりません。