球迷倶楽部

以前、ファンクラブを中国語で書くと『球迷倶楽部』になるらしいと書きましたが、個人的にまさにこのチームにふさわしい名前だと思っております(謎)。


「めざせ世界一」なんて言っている位ですから、国際的なファン獲得のため、中国語版サイトを立ち上げて、堂々と「球迷倶楽部」を運営するのもいいんじゃないですかねぇ(笑)。


で、このホークス球迷倶楽部(今日はこれで通しますか(笑))、何だかんだ言いながら、入会してから10数年継続してます。
昔はWeb入会なんてものはなく、コンビニ経由の入会、なんてサービスもなくて、申込書も福岡近辺でしか入手できなかったので、関東地方に住んでいると、入会するのも非常に難しい時代でした。
私も入会できたのは、たまたま福岡に行った友人から、入会申込書を貰って、ようやく球迷倶楽部の会員となれたわけです。
あとは毎年継続の案内が来るので、それを会費と一緒に申し込めば良いだけですから、手続きは楽になりましたが。



話はそれますが、試合の切符も九州地区でないと販売してなくて、福岡へ遠征するときは、切符を入手する所から非常に大変。
しかもパ・リーグでは考えられない、「前売り当日完売」なんて事も当たり前のようにありましたから、ホークスの人気は別格でした。
特に福岡開催の西武戦はプラチナチケットで、本当に入手困難だった時代もあります。
ガラガラの球場が前提だった関東人の私は、それだけでカルチャーショックでしたよ。
西武球場開催だったら、当日券でも楽勝で入れて、好きな所に座れましたからね。


全国オンラインのプレイガイドで、福岡以外の地区でも切符が買えるようになったのは、決して遠い昔の話ではありません。
そう考えると、遠征組も切符を買いやすくなって有り難い話です。


で、翻ってホークス球迷倶楽部の継続案内が随分前に来ていたんですが、ほったらかしにして暫く経った先日、忘れないうちに更新しようと思って、詳細を読んでみました。
それにしても、サービスそのものの低下はあんまり感じられませんが(どちらにしても私は会員サービスを殆ど受けられないので、あんまり関係ないですけど)、何だか妙な所で費用をケチっているんですよね・・・・。

継続会員への案内ページを読んでみると、こんな感じ。


・料金は郵便代引きのみ
 今までは郵便振替とか、口座振り込みとか、カード払いとか色々あったんですが、全部廃止されて代引き一本。
 因みに私は毎年郵便振替でしたが、とりあえず払ってさえおけば、あとで会員証とか記念品とかが贈られてくるだけなので、面倒な事がなくて楽だったんですけどね。
 カード払いにしても、予め会費を払って申し込むわけだから、こちらも同じ。
 申し込むのと、会費を払う手続きが別々になるわけですから、これだけで二度手間になります。


 代引きだったら、配達されたその場で会費を払わなければならない訳ですが、いつ配達されるか判らないから、外出中だったら二度手間になるし、よしんば家にいてもその時に丁度持ち合わせがあるかも判らない。
 一人暮らしならまだしも、いつ届くか判らないものであれば、不在の時は家族に代わりに払って貰うよう、予め頼んでおかないといけないし、時間が経ったら、頼んだ事(頼まれた事)を忘れてしまう可能性だってあるわけです。
 こんな「入会する人が家にいる事が前提」の会費支払い方法「だけ」に統一してしまうなんて、入会する側の都合なんて考えてないとしか思えませんよ。
 明らかなサービス低下です。


・2年前の会員証使い回し
 昨年の更新時、事務局から封書が送られてきて、「会員証は前年と同じカードを使いますので、同封した『'08』シールを会員証に貼って使ってください」という、まぁ何ともみっともない、前年度会員証使い回しが行われました。


 (注)ダイエー時代も、継続年数によってカードのグレードを上げながら、同じ会員証を2年以上使い回したことがありましたが・・・。


 そして今年。
 今度こそ新しい会員証が発行されるのか、と思っていたら、またしても同じ会員証を使って、来年用のシールを貼って使って欲しい、と言う事なのでありました(苦笑)。


 何故だか大体推測が付くのですが、ホークスの場合、初回入会時の会員番号は、会員を継続する限りは延々同じ番号を使い、会員証に会員番号をエンボス印字して送付しているからだと考えています。
 なので私の会員番号は、最初に入会してから現在に至るまで、ずっと同じままです。


 継続している限り同じ会員番号を使おうとしているので、会員カードに打ち込む番号は、昨年度の会員データベースから、継続会員の番号だけ抽出して個別に会員番号を印字しないといけなくなり、カードの作成に非常に手間がかかることになります。
 しかも会費の払い込みを確認してからでないと、カードの番号打ち出しが出来ないわけですから、非常に効率も悪いです。
 だから、年度ごとに新しい会員証を発行できないんですよ、きっと。


 他のチームは継続があっても、年ごとに新しい会員番号にリセットしていますから、予め連番でカードを作っておいて、申し込みが完了した人から順に、カードの番号と同じ新しい番号を付与していけば良いだけなので、こういう苦労をする必要がありません。
 第一、この情報化の時代、同じ番号を使い続けなければ継続会員として管理できない、なんてやり方を取っていること自体、最早時代遅れなのに(データベースを年度ごとに管理して、継続会員の前年会員番号が何番だったか登録しておけば、簡単に管理できます)、そのやり方から脱却できないこと自体、まさに迷走状態と言えるのではないでしょうか?
 

親会社が携帯会社や、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアの代理店をやっていて、OAや情報処理の運用には詳しいはずの会社なんですから、ファンクラブ会員運用システムの設計変更なんて、わけないと思うんですがねぇ・・・・。


野球チームだけでなく、ファンクラブも同様、「球迷倶楽部」になっちゃってますね、現状(苦笑)。