指名拒否

ドラフト指名があると、毎年「意中の球団じゃない」という理由で、入団を拒否する選手が出てきます。


と、最初のうちは威勢がよくても、あの手この手で野球部の監督やら家族やら交えて外堀を埋められ、時には指名球団の監督まで出てきて説得され、結局入団する、と言うのがありがちな話。


だけど、今年ロッテに2位で指名された長野君は、巨人に行きたいから入団拒否なんだそうで・・・・。


本人は逆指名制度や、自由獲得枠があればよかったのに、と思っているでしょうが、この制度も、結局不透明な経緯での入団が疑われるだけだったんだし、ドラフトが戦力の均衡化を図る趣旨なら、抽選とウエーバー方式併用の方がまだマシだと思います。
まだ交渉は終わってないので、どうなるか判りませんが、個人的には「本人の人生なんだから、行きたくないなら勝手にすればいいじゃないか」と言う所でしょうか。


指名されて入団拒否した選手に対し、「野球は何処でやっても同じ」と言う人もいますけど、チームが違えば完全に同じなんて事はあり得ないですよ。
しかも入団するのはそう言う説得する人じゃなくて、当の本人なんだから。


ただ、個人的に驚いたのは、20年以上前なら、「巨人以外行かない」とか「在京のセ・リーグじゃないと嫌だ」と公言してはばからない選手はそれこそ大勢いましたが、今では選手の指向も巨人一辺倒の時代は終わり、「指名されれば何処でも」という選手が殆どだと思っていたのが、まだ巨人一辺倒の選手がいたんですねぇ・・・・。
むしろこっちの方が驚きです。


巨人の選手になれば、確かに注目度は日本一でしょうが、ちょっと不調になればマスコミや評論家、巨人軍OBまで出てきて周りから叩かれ、私生活も追いかけ回されたりで、そんなに良い思いが出来るとは思えないんですがねぇ。
むしろロッテに入った方が、千葉周辺以外では顔が割れる事もないだろうから、結構遊べると思うんだけど(笑)。