寵児の凋落

朝、いきなりニュース速報で流れてから、今日のニュースは小室哲哉容疑者逮捕のニュース一色・・・・。


私は特段彼のファン、と言う訳ではないんですが、90年代、特に後半は「ダイナスティ(Dynasty)」とも言えるような黄金時代を築き、その時代は彼の手がけた曲がTVやラジオで流れない日はない位、隆盛を誇ってました。
小室ファミリー」と呼ばれる人だけ集めても、2時間の音楽番組が充分作れる位でしたからね。


・・・とまぁ、私が此処で書かなくても、皆知っている事ではありますが。
多分、何処の家にも、彼が手がけた曲の入っているCDがあるんじゃないかなぁ。←かく言う我が家もその一つ。


それにしても、10年位前は高額所得番付の、しかも芸能人部門じゃなく、一般人を含めたランキングの上位を占めるまでに上り詰めた人が、こんなに借金背負って詐欺まで働いちゃうとはねぇ。
時代の寵児と持ち上げられた人が、10年過ぎて此処まで凋落するとは、無惨な話ですな。


暫く前から、借金でどうにもならなくなって、金に困っている、と言う報道はありましたが、此処まで酷かったとは。
一度上げた生活のレベルは、収入が激減しても変えられなかったんでしょう。
金持ってるときほど、尚更謙虚に行かなきゃいけないのにね。


しかし、離婚した前妻への慰謝料7億って、どう考えても取りすぎじゃないの?
生活費と子供の養育費考えたって、2〜3億あれば、一生働かなくとも充分生活できるだろうに・・・。
旦那が金持っているから、ふんだくって一生遊んで暮らそう、とでも考えたのかね。図々しい話だ。


此処までの話を聞くに、彼の周りには、金を求めてすり寄ってくる奴はいても、彼の人間性や音楽の才能を、本当の意味で尊敬して集まってくる人はいなかったんでしょうな。
そう言ったすり寄ってくる奴等の人間性を見抜けなかったこと、そして道を踏み外すことを諫める、本当の意味での友達もいなかったんでしょう。


彼にとっては、それが一番不幸だったのかもしれません。