清原コール・・・・。

天気予報では午後から天気は下り坂、東日本は大雨のおそれがある、と聞いてまして、その通り(?)午後から徐々に雨が降り出し、16:00頃までかなり強く降っていました。


でも結局千葉マリン来ちゃいました(笑)。


今日は京成グループ花火ナイター、と言うことで、京成グループが総力を挙げて(?)開催するようなので、そう簡単には中止できないだろうと思っていたら、16:15分(夏休み期間中の平日は試合開始2時間前開場)、予定通り開場。


その後、雨が弱まることを期待しましたが、どんどん雨は強くなっていくばかりで、野手は室内練習場、オリックスの投手陣だけが外でダッシュ練習だけ。
その間、合羽姿で試合開始を待っていたんですが、いい加減疲れてきて、球場コンコースに移動して休憩。


もう中止かなぁ、と諦めかけていたら、スタメン発表の頃には雨は小降りになり、試合開始時は雨は止んでしまいました。


いつ雨が降り出すか、と思って、常に合羽を着ていたんですが、そのうち暑くなり、脱いで干してる間でも、いつ雨が降り出すかどきどきしながら試合観戦してましたが、結局最後まで雨が降ることはありませんでした。


今日はカブレラ君とローズ君の連続本塁打などもあり、終始試合を優位に進めたオリックスが6対2で快勝。


それにしても、9回表に沸き起こった「清原コール」。
敢えて言わせて貰いますが、「底が浅いよ、あんた達!!!」


今期限りで引退、しかも千葉マリンのオリックス戦はこれで最後ですからね。
彼がこの球場に出る最後のチャンスでした。


ただ、あれだけの実績を持ち、賛否あると思いますが、選手として日本の球界を引っ張ってきた、球界の功労者ですよ。
それが4点リードの9回2死無走者で、単なる客寄せのために代打で出すなんて、彼にとっても、交代させる選手に対しても失礼だとは思わないんですかね?


彼を出すなら、同点もしくは僅差の試合で、勝負をかける場面でなければ、彼を出すべきでないと思います。
それだけの修羅場をくぐって結果を残してきた選手なのですから、最後もそう言った「勝負の場面」で戦って欲しいんです。


ただ「最後に彼の登場を見たい」と思っているだけなら、敢えて聞きます。


「今まで丸22年間活躍していたのだから(去年は別ですが)、何でそれまでの間に見ておかなかったの?」


私は1980年代後半〜90年代の黄金期を極めた西武時代、その中心メンバーで活躍していた姿を何度も見ました。
もっとも、対戦相手として、好機をことごとく活かして、何度も痛い目を見た思い出ばかりでしたけどね。


その時の西武は3番秋山、4番清原、5番デストラーデと不動のクリーンアップ(もっと言うと投手と7番レフト以外は殆ど固定オーダー)、競り合いのまま試合終盤になると、「まずい、これ以上ランナーを出してしまうと、このクリーンアップに回って来ちゃうぞ・・・・。」と7回当たりから逆算して不安になってしまうような相手チームは、後にも先にもこの時代の西武だけだったと思っています。


巨人時代は、パ・リーグ中心の私としては、現地で彼を見ることは殆どありませんでしたが、巨人戦のTV中継なんて見たくなくても何処かしらが中継してましたし、スポーツニュースでパ・リーグの結果を見る前に必ずと言っていいほど巨人戦が先に放送されてましたから、嫌でもその活躍は知る事になってしまった訳です。


2006年にオリックスへ移ってから、彼の活躍を試合で見ることもありましたが、往年の力強さは望むべくもなく、かつては相手の速球を簡単にはじき返してスタンドへ、なんて光景が良くありましたが、相手投手の力勝負に応えられず、バットが空を切る・・・・。と言う光景を目の当たりにし、彼の現役生活が終盤に近づいていることを意識せざるを得ませんでした。
結局その年、私が見た試合での彼の活躍は、18打数4安打、打率.222 打点0 と寂しい結果に終わりました。


翌年はリハビリで1年を棒に振り、再起に賭けたのでしょうが、結局思わしくなく今年限りで引退。
勿論一ファンとして、豪快な一打を今再び、と言う気持ちはありますが、勝負の世界で生きてきた大功労者ですから、中途半端な場面で顔出しするだけなら、私は見たくありません。


西武時代、全盛を誇り、何度も「やられたっ!!!」と頭を抱えた強打者のままで、私の記憶に留めておきたいのです。
敢えてこの2連戦、出場させなかった大石監督に、敬意を表します。