「留意」って、何だよそりゃ?

地球温暖化対策を協議するCOP15ですが、散々紛糾して議論がまとまらず、各国が「留意する」という形で宣言を採択して終了。


しかし、「留意する」というレベルであれば、各国には何の拘束力もないわけで、これじゃ採択していないのと事実上変わりませんな。


環境問題で各国とも危機感を持っているからこそ、190ヶ国が参加した会議であるはずなのですが、結局自分達の都合の押し付け合い、とりわけ京都議定書に署名していない米国と中国の二酸化炭素大量排出国が、我が身を振り返らず強硬な姿勢を崩さず、途上国間でも意見の違いから対立する始末。


結局、温暖化対策というのは二の次で、自国の都合を押しつけ合うだけで終了、ですかぁ。
こりゃ各国とも、本気で地球温暖化の対策に取り組んでいる風には思えません。


将来、地球全体が多大なるツケを支払う日も、そう遠くはなさそうです。