球界の暗部?

朝起きたら、外は一面の雨模様。
天気が悪かったら行くのをやめよう、と言っていながら、結局出かけてしまうのが悲しいファン心理なのであります(笑)。


と言う事で、今日も横浜スタジアムへ。
少し遠ければ、空模様も少しは良くなっているかなぁ、という甘い期待は見事に打ち砕かれて、やっぱり横浜も雨。
傘が手放せない位の雨なので、普通なら中止になるはずですが、交流戦を早く終わらせてしまおうという主催者側の意図見え見えで、強引に開門。


開門列の先頭に掛けてあった、案内の看板。


福岡ソフトバンクホークス」の表示がマグネットで上から貼った形になっているので、下はどうなっているのかと思い、取っ払ってみると・・・。

この看板の元ネタは阪神になってる訳ですな(苦笑)。


球場内も当然雨模様。
人工芝に水がたまってるのに、これでも試合やるつもりなんですかねぇ・・・・。


雨は止むことなく、かと言って中止という訳でもなく、結局スタメン発表されちゃいました。


まぁ、以前の千葉マリンでもありましたが、リーグ公式戦ならさっさと中止にしてしまうような雨でも、交流戦だと無理矢理にでも開催して、試合やる選手達や、見る観客の都合を考えず、日程消化を優先する例は何度も見てきましたが、こういう球団の都合だけを考えた悪しき習慣はどうにかして貰わないと駄目ですよ。
こういう悪条件の中で試合して、もし選手が大怪我したら、その選手自身だけでなく、活躍を見に来た観客にとっては、結局マイナスにしかならないんですから。


という一般客の考えを無視する形で、結局試合開始。


雨は止む気配もなく降り続き、時には大粒の雨になっているにもかかわらず、試合は続行。
普通だったら中断して、雨脚が弱まるのを待つべきなんですがねぇ・・・・。


そうこうしている間に、序盤でホークスが一発攻勢で5点を奪い先制、先発杉内君は横浜のエース三浦君が打ち込まれて意気消沈した横浜打線を快調に抑え、中断すべきだけど中止にしないで欲しい、という複雑なファン心理の中、5回裏が終わるのを必死の思いで待つことに。


で、結局中断したのは、5回裏終了後のグランド整備(公式記録では中断に含まれず)の時だけ。
降りしきる雨の中、延々グランド整備で待たされて、もう試合は成立したんだから、さっさとコールドゲームにしてくれ、と文句を言うホークスファンを尻目に、そのまま試合続行。


とか何とか言っている間に、6回裏を過ぎたら雨が止んでしまい、ホークスも5点リードして安心したのか、6回以降は無安打と淡泊な攻撃に終始し、横浜も杉内君相手に三塁を踏めず、と言うより二塁を踏んだのが暴投による1度だけ、と完璧に抑え込まれ、そのまま5対0でホークスの勝ち。


去年福岡で見た時と同様、ホークスの強さと言うより、横浜の元気の無さが目立ったこの2試合でありました。


それにしても、この雨の中、試合が成立するまで中止どころか中断すらしなかった審判団は情けないねぇ・・・。
試合が始まってからは、野球規則上試合中止を決定できるのは球審だけなのですが、雨が強くなろうが何しようが、試合を中断するような素振りは一向に無し。
選手や見ている観客の事を考えたら、一旦中断するなりして様子を見るのが審判の務めじゃないんですかね?


どうも営業面の損失や、日程が伸びてしまう問題、切符の払い戻しと再販売の経費、選手の宿泊や追加日程による人件費の増大、と言う球団側の都合、と言うより圧力に、審判団が押し切られてしまった、と言う印象が拭えないんですよね。


何だか球界の暗部を見てしまったような、そんな気がする一日でありました。