恵まれた環境

外務省のWebサイトには、海外各国の安全状況を参照できるページがあるのですが、見ていると時間を忘れる位、各国の治安情勢や生活水準の情報を知る事が出来ます。
時間のある時、日がな一日、国をランダムに指定して安全状況がどうなっているか見て回るのも、世界を知る上では役に立つかもしれません。


特に宗教上の制約、と言うのは、その国に行きたいのなら良く読んでおいた方が良いです。
中東諸国では女性は肌を露出させない事、東南アジアでは子供の頭をなでるのはとんでもない事、という各国の「常識」を知る上でも勉強になります。


それにしても、内戦だの政情不安だの世界経済の悪化だのが重なって、外務省から退避勧告渡航延期勧告、渡航是非検討勧告という警告が出ている国の、まぁ何と多い事か・・・・。
アフリカ諸国などは殆ど何らかの警告が出ていますよ。
世界中に目を向けたら、いつも物盗りや命の危険に晒されている生活を送っている人達って、予想以上に多そうです。
これらの国々は医療レベルも当然低く、病気になったが最後、ろくに治療も受けられず命を落としてしまう事も多いんだとか。
だから外務省では、「手厚い海外旅行保険に入る」ことを強く勧めています。


そうやって考えると、如何に我が国は安全で恵まれた環境にあるか、と言うのがよく判ります。
格差問題や派遣切りなど、確かに問題はありますが、頭の上を銃弾が飛び交ったりするような国よりは、遙かにマシです。
まぁ、警官が犯人に拳銃を向けただけで、ニュースになっちゃうような国ですからね(笑)。


人間、生まれてくる国を選ぶ事は出来ません。
生まれた瞬間に、財産や生命の危険と毎日戦わなければならない国の方が圧倒的に多い中、日本で生まれた人は、そう言う心配は無用な訳ですからね。


もっと日本に生まれてきて、恵まれた環境で生活できる幸運に、もっと感謝すべきだと思います、本当。