実力に見合う報酬

今日、日本代表はまたしても韓国に敗戦したようです。


前にも書きましたが、年俸だけなら、日本の完全な圧勝。
今回は一人で韓国選手の平均年俸額を思いっきり引き上げていた、スン様がいないわけですから尚更です。


韓国代表は、ヤクルトの林君が3,300万円(推定)だそうで、国内リーグの選手は、トップクラスとは言ってもせいぜい林君と同じ位が関の山でしょう。
かたや億単位で貰っている選手が大部分の日本チームですが、韓国相手に最初のコールド勝ちはともかく、その後の2試合で1得点では、そりゃ勝てませんよ。
少なくとも、韓国と比べて、対投資効果の面から見たら、現時点では日本の大敗です。
日本選手は、近隣諸国の野球チームに比べたら、圧倒的に恵まれた存在ですよ。


果たして、日本の選手は、実力に見合った年俸を貰っているのか、大いに議論するだけの価値はあると思います。
バブル崩壊後の失われた19年、世の中はずっと不況続きであるにもかかわらず、球場の入場料だけは延々上昇し続けています。
当然この値上がりした費用は、取りも直さず選手達の年俸に充てられているわけで、選手達はその値上がり分に見合った価値のあるプレーを見せてくれているのか、考え直すべきなんじゃないかと思います。


日本国内の野球ばっかり見ていると、選手達の一挙手一投足が、相対的に見てどれ位の価値があるものなのか、比較対象が無いのでなかなか気付かないものですが、こういった形で国際試合に触れ、各国の試合レベルがどれだけのものか確認する機会を得る事で、日本野球の世界における相対的な位置を見極めるられる良い機会です。
そう言う意味では、WBCの大会を運営する主催者側に感謝しています。


次の試合、キューバだって日本に2度負けるわけにはいかないでしょうから、目の色を変えて向かってくるはず。
明日は相当苦戦すると思います。


日本球界では、現状選手の年俸高騰化が止まりませんが、今回の敗戦で、本当の意味で実力に見合った年俸額になっているのか見直して貰う良い機会なのではないでしょうかね?
明日負けたら負けたで、こういった議論が野球ファンから盛り上がってくることを期待するとしましょうかね・・・・。