距離と時間

一昨日〜昨日で札幌行ってきたわけですが、どうもそんな遠くへ行ってきたような感覚がまだ湧きません。
直線距離で1,000km位ある訳ですし、日常感覚で行けば「ちょっと出かけてくる」ような所ではないんですが・・・・。
まぁ、札幌行ってきた、とは言っても、札幌Dと宿泊先と繁華街に少し行った位で、出歩いた距離はたかが知れている、と言うのも一つの要因でしょうか?


飛行機に乗っていた時間は、乗り降りの時間を含めても片道2時間弱。
その間の移動距離を考えると、どうもあっけないうちに着いてしまった、と言うのが正直な所です。


何だかこう、生活圏の違う所にあっという間に着いてしまうと、「遠くまで来た」という実感が掴めないんですよ。
学生時代、全国を陸路で、しかも在来線中心で回っていた時分からすると、札幌に行く、と言ったら夜行列車に揺られ、津軽海峡を越え、更に列車を乗り継いで・・・と、丸2日位かけていた訳ですから、本当、遠路はるばる移動してきた、と実感したものです。


札幌に限らず、こんなやり方で全国を移動すると、景色とかが徐々に変わって生活圏も変わっていく事を実感できましたし、途中乗り降りする人も徐々に入れ替わって、そう言う光景を眺めるだけでも楽しめましたし、近づくにつれて「行った先には何があるんだろう?」とか、「着いたら何しようかなぁ。」とか、着いた後の事に思いを巡らしたりとか、時間はかかりましたけど、行程そのものの楽しみを覚えたり、逆に時間がかかった分、着いたときの満足感、と言うのも大きかった覚えがあります。


新幹線や飛行機の御蔭で、日程や時間に余裕が無くても遠距離移動できるし、上手く旅行パックとか割引切符を使えば、かなり安上がりにもできるので、手頃に遠くまで行く事ができるのは有り難い反面、「行程を楽しむ」余裕が無くなってしまうのはちょっと残念ではあります。
でも、また在来線だけで全国の旅ができるか、と言ったら、時間的にも体力的にも(^_^;)、今の自分には難しそうですなぁ。