国内残留

花巻東高校の菊池君が、国内球団に入団する事を表明したんだとか。


まぁ、客観的に考えれば、言葉も生活習慣も郷里も離れた所で、当然誰も彼の事を知らない世界で戦っていくより、日本で一人前になって、認められてから海外に出たって良い訳だからね。
個人的にはこの方が賢明だと思いますよ。


でも、そう言う一般論じゃなく、彼をメジャーに行かせないような圧力がいろんな方面からかかってきたのだそうで・・・。
例えば、今後花巻東高校から逸材が出てきた場合、受け入れ側となるプロ球団や社会人、大学側から本当に選手を斡旋してくれるのか、信用がなくなってしまう、と高校及び監督に圧力をかけてきたりとか、高野連もプロ側との関係悪化を懸念して、日本の球団に行くよう、陰に日に圧力をかけていたのだとか、暗い噂がつきまとっています。


結局選手のため、なんて考えは何処にもなくて、自分たちの利権を守るため、彼に国内行きの選択をさせたのでしょう、周りの大人達は。
こうやって選手を食い物にする大人達の何と多い事か。


高校生じゃぁ、こういう大人の不条理をかわせる程、人間的に成長できてないでしょうから、心の傷として残るかもしれません。
それが一番気の毒でなりません。