忘れてはならない記憶

20年前のこの日は、中国で天安門事件が発生した日に当たります。


民主化を求めた学生達を中心とした殆ど丸腰に近い市民に、軍が銃撃し、戦車を突っ込ませた、と言う恐るべき弾圧事件と言わざるを得ませんが、当の中国政府は、「我が国の内政問題」として、各国の非難を拒絶し、今でも国民にこの事件があった事を必死に隠そうとしているようです。


私自身、「社会派」などと偉そうに言えるような知識も理論もありませんが、少なくとも、「武器を持たず、言う事を聞かない人間を圧倒的な武力で押さえつける」という政府を信用する事は出来ません。
今でも当時の事件に関わった関係者は不自由な生活を強いられているようですし、政府もこの事件の事を反省している様子はありません。


最近の改革・開放路線とやらで、人々の生活は豊かになったようですが、当の政府が変わらなければ、真に信頼できる国になったとは思えないですよ。
チベット問題だって同様の結果に終わっていますし。


だからこそ、当時の若者達が命を懸けて掴もうとした民主化への運動を、忘れてはならないと強く思うのであります。