昭和30年代の東京地図

昭和から平成に変わって、早20年。
「まだ20年」と言う方もいれば、「もう20年」という方もいるでしょう。
平成元年の頃は、まだインターネットやパソコン、携帯、デジカメなどの情報機器がこれだけ爆発的に普及するようになるとは想像も出来ませんでしたからねぇ。
ましてや携帯にデジカメ機能が付いている、なんて今では当たり前になってますが、当時は全く予想出来ませんでしたよ。


平成になったばかりの頃、当時の情報系機器がどうだったか、と思い出してみると、
携帯は大きくて、いかつい電話機本体と、肩掛けバッテリーを担いで電話していた、なんて時代で、電話代も非常に高くて完全に法人向けでした。
インターネットなる全世界への通信網が普及したのはもっと後ですし、当時パソコン通信などで文字情報のみをやりとりする程度で、一部のパソコン好きな人たちの間で使われていた位。
デジカメなんて想像も付かず、フイルム型カメラだけ。
情報系機器、と呼べるものは、ワープロが一般家庭に普及しだした頃ですかね。


私も一応「昭和」を生きた人間として、懐かしい思い出がたくさんあります。
昔見た風景がどうだったかなぁ、と思っていたら、毎日新聞のサイトで昭和の都内地図を掲載しているページがありました。


地図はyahooやGoogleで出回っているWeb地図と似たようなイメージですが、左横の縮尺バーが「縮尺」でなく、「時代」になっています。
バーのポインタを上にすると、昭和31年の地図が表示され、一番下に持って行くと現在の地図が表示される、と言った具合。
今は殆ど無くなってしまった都電の路線が、都内あちこちを網の目のように網羅していた時代だったんですね。


上に書いたリンクは有楽町駅前の地図ですが、地図に写真機のマークが付いている所にポインタを合わせて左クリックすると、昭和30年代に撮影した写真が表示されます。
何処を見ても、40〜50年前と比べると、随分と変わってますね。


昭和30年代前半の情報なので、私自身リアルタイムでは見ていませんが、かつての高度成長期、人々に活気があった時代ではないかと思います。
有名人へのインタビューとかで、「タイムマシンがあったら、どの時代を見てみたいか?」という質問が出てくる事がありますが、私はこの高度成長期だった昭和30年代の我が国の様子を見てみたいと思っています。
その当時の風景を写真に撮って、アルバムとか作ってみたいなぁ。


そう言えばこの時代、南海ホークスは全盛期だったなぁ。
「強い南海ホークス」を、この目で一目見ておきたかったものです・・・・。(^_^;;)